
病院快適環境としての“奈良県立医科大学附属病院パジャマdeおめかし”企画
奈良県立医科大学附属病院では、2019年よりパジャマdeおめかし企画を実施しています。入院中であってもおしゃれすることで、生き生きと過ごしていただくことで、ストレスが軽減し、回復促進や患者満足度の向上につながるのではと考えています。第1弾では、奈良医大附属病院に入院中の患者さん、通院されるがんの患者さんなどに、パジャマやメイクなどでスタイリングし、撮影し、写真展を開催いたしました。
パジャマdeおめかし企画第2弾として、2020年度は病院全体として質を高めるTQM(Total Quality Management)活動として、病院内でのパジャマスタイルについて、一般病棟に勤務する看護師463名にアンケート調査を実施しました。結果、入院中のパジャマスタイルについて、看護師 49%は不満足と回答。83%の看護師がおしゃれなパジャマを着るのはよいと回答し、61%の看護師がおしゃれなパジャマを着ると合併症が減るのではと感じていた。病院内でのパジャマスタイルはもっと改善する必要があることが明らかになりました。
現在は、ワコール株式会社とBonrich®️とのパジャマdeおめかしの共同研究を開始しています。ワコール社からは、睡眠時の心地よさを重視した“睡眠科学”のパジャマの提供をうけています。Bonrich®️社からは、帽子やスカーフとしても使用できるターバンやおしゃれなドレーンカバーを作成いただいています。
新型コロナ感染症で、面会制限などがあり、ご家族と面会できなかったり、お見舞いなどができない状況です。おしゃれなパジャマのギフトなどで心がウキウキという状況になればと考え、プロジェクトの楽曲”パジャマdeおめかし“を制作しました。イラストは、YASUHIRO WORLDさんに作成いただきました。病院環境やコロナ禍での自宅待機時の癒やしの一助になればと思います。
お見舞いに“パジャマギフト”もよいかもしれません。
(文責:奈良県立医科大学麻酔科 川口昌彦
奈良県立医科大学 奈良健康フェア パジャマdeおめかし企画第2弾ページ:
https://nara-kenko-fair.com/relation/493/